小さいけど納屋

Massanの納屋

実は10年前に私は納屋を建てました。設計、施工ともに私です。
アメリカにあるような大きな納屋はとうてい手の届くところにあるようには思えないので、身の丈に合った程度の小さいもの(10坪)になりました。
しかも、はじめは納屋的要素が100%で外観もアメリカの納屋っぽくしたかったのですが、設計しているうちに欲が出て来てしまい、リビングスペースが欲しくなり、デッキが欲しくなり、で結局納屋部分は小さくなり外観も住宅的になってしまいました。でもあえて納屋と呼んでます。
スペースの内訳は、リビング3坪、土間3坪(その上にロフト2坪)、デッキ(軒下)4坪です。
10年前の今頃は寝食も惜しんで動き回り、一生懸命作りました。
建て前の日は会社の友人に手伝ってもらって枠組み壁(2x4工法)を起こして骨組みを建てました。
自分で建物を建てるということは私にとってこの上ない喜びで、エキサイティングで、一生忘れ得ない日となりました。
そのあと約1年がかりで完成させました。
この小さな納屋について紹介していきたいと思います。

納屋建築 01
2003.10.25建て前直前の状態です。
土間コンクリートはプロにやってもらいました。
巾7.5mx奥行き5.1mです。
2x4の枠組みを作る平らなスペースが欲しかったので布基礎(立ち上げのある基礎)にはせず、平らなコンクリートです。
この上で枠組みを組みました。
全部で壁が7面と小屋が(屋根下の三角)が3面です。
普通はこの時点で構造用合板を枠組みに貼り付けてしまうのですが、重くて一人では動かせなくなるので建ててから貼ることにしました。
土台(3寸角ヒノキ)は基礎パッキンをかませて土間コンにボルト止めしました。
シロアリ防止の塗料も塗布済みです。


納屋建築 02-2
壁が組み上がりました。
ランチの時間です。
女性陣で作ってもらったカレーライスでした。


納屋建築 03
2003.11.14
屋根はアスファルトルーフィングまで終了、壁は構造用合板を貼りつつあります。
なにせ土日のみの一人作業なのではかどらないのです。
屋根の野地板(構造用合板=畳1枚分と同じ大きさ)を1枚ずつ持ってハシゴを上がるのが大変きつい作業でした。
作業を進める事にばかり気持ちが行っていて写真を撮るのを忘れてたので、途中の写真がないんであります。


納屋建築 04
2003.11.30
屋根は葺き終わり、壁の構造用合板に透湿シート(湿気を逃がして水を通さない)を貼りつつあります。
少し建物らしくなってきました。


納屋建築 05
2004.01
外壁(しぶき)張りです。
スターティングをしやすくする為に先に入口ドアの枠をつけておきました。
窓部も同様、先に枠をつける必要がありますが、まだこの時点ではつけてありません。
透湿シートの上から縦に胴縁を打ち、その上に板を下から順番に少しずつ重ねながら上の方へと張り進める作業です。この張り方を「鎧張り(よろいばり)」と言うそうです。
板はは4分x6寸の杉の赤身、「畳下」に使う板だと材木屋は言ってました。ウッドサイディング専用のシャクリ(重ね合わせ部の段差)付きの板をリサーチしましたが高価だったので、腐れに強く比較的安価な杉の赤身にしました。プレーナーがかかっていない、製材したままのザラザラなので塗料の吸いも良好です。これに防腐剤(裏と表)と塗料(表のみ)を塗って、乾燥してから張りました。
18cm巾の板で3cm重ねで張ったので見た目は15cm巾の横縞になります。
コーナーの部分は、これは私がこだわった部分で、見切り材を使わずに斜め切りの突き合わせで張りました。なので仕上がりはノコギリの刃のようになります。面倒ですが見切り材がない分見た目がスッキリします。


納屋建築 06
2004.05.07
外壁の鎧張りが完了しました。外壁張りだけで半年かかりました。
屋根裏の通風口のガラリもつけました。
入口のドアも製作完了です。
左の窓はまだ枠だけです。
このあとデッキの施工です。


納屋建築 07
2004.05.27
デッキフェンス製作中です。
どんなタイプのフェンスにしようかと迷いましたが、横方向の剛性アップの為にはこの「筋交い」の効果がありそうな「クロスフェンス」が良いかと思い、クロスフェンスにしました。
クロスの部分は両方の部材を半分ずつ欠き込む「相欠き」で合わせました。
材料はヒノキの3寸角です。ノタ(原木の丸い部分)が少し残った安い物です。


納屋建築 08
2004.06.23
デッキフェンス及びデッキ床板張り完了、4坪のデッキが完成です。
窓以外の外観は終了です。


外灯
外灯はアンティーク調のものをネットで探しました。


室内
室内はこんな感じです。6畳の板の間です。
壁は針葉樹合板を白で塗装して茶色で「汚し」をかけました。


木製上げ下げ窓
窓は、この納屋で鎧張りの外壁とともに一番こだわった部分です。
どうしても木製の上げ下げ窓にしたかったので探し回ったのですが高すぎて(10万円以上/1面で3面必要)手が出ず、自分で作りました。
材質は木曽檜、錠は昔ながらの「ネジシマリ」という金具です。
格子は室内側だけの飾りで、強度上はなくても問題はないのですが、つけてみました。
上の窓は固定で下の窓のみが開き、途中でも止まるようにしてあります。


照明器具
室内の照明器具、電球とソケット以外は自作です。これが3つ(全部で6灯)ついてます。
ロウソク風の部分は塗料をタラしました。
電球はあまり売ってない「アサヒランプ クリアまがり」というものです。


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