地元で、通学路の支障木をボランティアで伐採している方がいるという噂がひろがっていました。
わが家の近くでも今まで歩道に覆い被さっていた一帯がサッパリさせてもらってあるし、その(ボランティアの)方達がなさっている活動に興味が湧き、と言ってもボランティアに興味が湧いたのではなく、ただ詳しい事情を伺いたくて現場にお邪魔しました。
その活動をされていたのは私の地元の大先輩(9学年上)のお二方で同級生だということでした。
話しの流れで、伐り残してあったソコソコ太いコナラらしき木(シャリーさんとは、この木はクヌギやろということになってましたが、2/23コナラのドングリが木の又に挟まっているのを見つけたのでコナラ決定です)を伐らせて頂く事になりました。私としてはボランティアなどという高尚な精神からでは無く、ただその木を伐るという事に対する興味だけでした。

またしても足場の悪い伐倒!

下には倒せないのは一目瞭然、起こし木必須です。
下側は根元なので、大抵はえぐれてます。この木の場合もえぐれてます。
2月22日土曜日本当はシャリーさんと杉林の伐採をさせて頂く事になっていたのを、急遽予定変更してボランティアの方の現場に向かいました。
何本かは枝を切らないといけないと思い、さっそくハーネスを着けて登りました。具体的な策が決まって無いのになんとなく枝を2本切って、3本目でまたしても私はヤッチマイました、横向きのヒンジカットで良い方向へ落ちていってくれて安堵したのもつかの間、最後は(見落としていた)細い蔓で一旦ぶら下がったあと垂直に落ちてしまって、そのあとガードレールの一番上のパイプに倒れ込んで曲げてしまいました。もう自己嫌悪にさいなまれ冷静な判断もできず、即伐倒作業に移りました。
滑車を掛けてから木を降りロープを張ったら、ここでも大失敗、ロープはシーブに掛かってなくて掛け直しました。
セットし直して少しだけテンションを掛けてから、ハシゴを足場に受け口をオープンフェイスで切り少しだけ芯切り、そしてまたハシゴを足場にフリップラインとクライミングラインでポジショニングして追い口を切りました。この体勢はけっこうつらいです。何がつらいってチェンソーの重さもさることながら挽き屑がまともに懐に飛び込んで来ます。長靴にチェンソーパンツがかぶせてあるにもかかわらず、懐から入った屑が靴の中にいっぱいです。

で、伐倒。
長径・短径をならすと60cm前後といったところでしょうか。


伐倒自体は失敗ではなかったのですが、回転したのと、元々から木が崖の先に生えていたのとで、結局元口付近は崖に飛び出してしまいました。もうこうなると切って落とすしかなくなりました。

で、切って落としたら崖の途中に引っ掛かって、苦労して道路まで落としてから捌きました。
大物だけは搬出してもキヅタの蔓が半端な量ではありません。

キヅタ(木蔦、学名: Hedera rhombea)は、ウコギ科キヅタ属の常緑つる性木本。落葉性のツタ(ブドウ科)に対し、常緑性で冬でも葉が見られるのでフユヅタ(冬蔦)ともいう ~ by Wiki

大先輩はチッパーをお持ちなのであっという間にふかふかのチップに変わって行きます。

1日目搬出はやや控えめで、
2月23日 日曜日本日はシャリーさんはお休みで、私と大先輩2名の3人で捌いてチッパー掛けて、この木の分は完全に処理完了です。チッパーがあると速いです。
ハイエースで2回搬出しました。

コロがアホみたいに多く、またまた昨シーズンのようにコロ小屋に入りきらないのは明白です。