今週は3連休であります。
いくら3坪に満たない小さな物置とはいえ1人で建て方するには土日だけでは不安だったので、会社の3連休にタイミングを合わせました。まず
1日目 7月22日 土曜日先週測量した基礎の高低差を柱の長さに加味して仕上げます。

そして基礎の羽子板にボルト止めする為の穴をあけます。
穴位置は最大6mmほどオフセットする柱もありました。
柱の底面はクレオソートをたっぷり塗ってからPPシートをハンマータッカーで貼りました。

このPPシート、片面がデコボコ仕上げになっているので、その面を柱側にしました。
少しは空気が通りやすいかも、と気休め程度の配慮です。
1本の柱が立ち、

そして2本目が立ち、

アンカーの羽子板位置ズレ分は板をかませで調整しました。

この写真では羽子板側のワッシャとスプリングワッシャ、順番を間違えております。
スプリングワッシャをナット側にするものですよね普通は。
あとでちゃんと入れ替えておきましたです。
柱側は座掘りです。

桁の柱用の大入れ部分を柱2本の根元にあてがって見たら、固くて入らなかったので大入れを少し広げました。

そして柱4本が立ち、

胴差が付き、方杖も1組付きました。

ここで桁をまず胴差まで上げて、そのあと8尺の三脚脚立のてっぺんに乗って柱のてっぺんに載せました。桁は105x150x3118の米松で、けっこう重いんですよね。地上で運ぶにはどうってことはないのですが。
落ちてこないことを祈りながら一旦降りてはしっこへ移動し、柱と緊結です。
やっと桁が付きました。初めてパイプ羽子板を使用しました。
普通の羽子板のようにカンザシボルトが不要だしスッキリしていて気に入りました。

建て方1日目はここまでです。
2日目 7月23日 日曜日朝一番で昨日建てた部分の傾きを確認/修正しました。
桁方向はそのままでOK、屋根の流れ方向が東に寝ていたので、方杖のボルトを緩めた状態にしてプラロックでテンションを掛け、少しだけ行き過ぎたところで方杖のボルトを締めてからプラロックを解除しました。
少しだけ戻ってほぼ垂直が出ました。

久しぶりにプラロックを使ったら山が恋しくなってきました、早く木を伐りた~い ...
そういえばコレも山の道具、チェンソーのレンチです。
ナット側を止めるにはボルトが出っ張っているので空洞なのが重宝します。

相欠き部分、緩い目に刻んだのでスコッとはまってくれました。

黄矢印の部分です。相欠き部分は見えない側からコーススレッドで固定しました。

午前の部は、屋根垂木1本取り付けまででした。
午後は垂木打ちから。
まず両端の2本の垂木を打ってから水糸を張り、中の6本を打ちました。

垂木の材がかなり反っていて軒先がデゴヘゴなので先に波板下地の横桟を打ってから鼻隠しを打ちました。

たかが物置に鼻隠しなど要らんやろと言われそうですが、雨樋が正面打ちなので鼻隠しが要るんです。
それ以前に、たかが物置に雨樋はイランやろ、と言われそうですね。向かいに薪小屋があるので雨水を地面に落とすとはねが飛ぶのでイヤなんです。
というわけで、鼻隠しを打って波板下地を打つ位置を墨付けしていたら雨が本降りになってきたので慌てて撤収しました。
3日目 7月24日 月曜日屋根材(波板)の下地を打ち、破風板が付きました。

南面は長いので4m材では足りず、上の方で少し付け足しました。継ぎ目の断面は30゜にしてあります。納屋の屋根の下なので雨は当たらないとは思いますが。

裏面の破風は短いです。

私が屋根の上で作業していたら隣の家のトイレの上ではこの子がくつろいでいました。

この方はこの建物の管理人です。

さて問題なのはここからです。
土地の関係で変な形にしたのはいいですが、この軒先が斜めなのは何かとやりにくいんです。写真の黄色い部分の胴差をどのように取り付けるかが決めてありません。

とりあえず材料を片側を30゜、もう一方を60゜に切断して合わせてみました。

なんとかうまく合ったので取り付けて、その下に柱2本もつけました。


あと、この変な形の三角の部分の屋根(=現状では鼻隠しや横桟で繋がってはいるけど下を受けている物が無い)をどうやって斜辺の胴差に固定するかが問題です。
基礎が30゜で屋根勾配の10゜とあいまって複雑な形になり、とうてい私のノータリンではイメージが湧きません。
とりあえず屋根垂木の端材で1本1本斜辺の胴差につけて行くしかないかなと思って、2ヶ所だけやってみたのですが、

タイムアウトでありました。
結局、屋根材がないまま次の週末まで放置です。